アップが遅くなりましたが、5月26日、27日と春季永代経法座を勤めさせていただきました。
御講師は湯来町最広寺の中村英龍さんでした。
私たちは気付かぬうちに自分で人生の価値観を決めてしまう。そして、いろいろな思想、考えに出会い流されてその価値観さえも少しずつずれていく。そうではなく金剛堅固、なにものにも揺るがされない教えに出会い、それに気づき、人生の軌道修正をしていくことが必要である。「生老病死」をわがものとしてしかっりと受け止め生きていく。念仏 南無阿弥陀仏に照らされ、生かされているということに気付いていく。念仏は皆で共有できる教えである。そして、おじいさん、おばあさん、そのおじいさん、おばあさんから、しっかりと受け継いできた教えである。でも、自分の独りよがりな心でずれていく。これをこうしてお参りすることで、そうだったんだな、と修正していくご縁とさせていただく。
ああしたい、こうしたい願いの中で生きるのではなく、しっかりと真実に向き合い照らされた光の中に生きるのである。
また、二日目には槇原敬之さんの「親指隠さずに」という曲をとりあげられました。霊柩車を前に合掌する子どもたちに会い、不安な迷信を吹聴したりするのではなく、誰の命にも限りがあるとかもっと大切なことを伝えていかなくちゃいけないんじゃないか、という槇原さんの歌詞に共感を覚え、根拠のないことにおびえるのではなく、しっかりと真実を受け止め、私たちはお念仏の中に照らされて生きているということを皆と共有していくことが大切であるとお話しされました。
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