令和4年御正忌法要

 今年も一月十四日に御正忌法要を勤めさせて頂きました。まだまだ続くコロナ禍の中、積極的な参拝勧奨はいたしませんが、本堂へご参拝になる方は体調管理にお気をつけてお参り頂くようとお願いします、という何とも苦しいご案内をしました。

 そして、恒例となったライブ配信も行いました。話の内容については、お配りしたレジュメを参照して頂ければと思います。

 当日、冒頭でもお話したのですが、前日に高校の同級生の通夜に参列してきました。57歳、現在の寿命を考慮すればあまりに早く、髪は少し白くなったものの変わらぬ姿に、なんとも言えないものを感じました。当然、私はもっと若い方の死にも接してきているわけですが、寂しさとともにWhy?という思いがどうしてもわき上がります。それも縁といえば縁ですが、納得できるわけでもなく無力感が募ります。ご家族からコロナ禍ではあるけれども、多くの有縁の方に参列して頂きたい、とお話しがあり、ご親族はもちろんのこと、多くの同業者の方々、同級生、ご友人がお参りされていました。それぞれに言葉にはできない何かを感じとられたことと思います。

 今生の縁は尽きるけれども、いのちはそこで終わりではありません。そのことをこの法座では話したかったのですが、頭が混乱しており、要領を得ませんでした。今後折に触れて最近読んだ本や科学的観点も添えながら書いていきたいと思います。化学は忘れましたが、今でも数学とか物理学になじみがある私です。

御正忌法要にお配りした資料はこちらです。