今日、組(本願寺派組織のお寺の最小グループ、教区に属する)の協議会があり、平成23年の親鸞聖人750回大遠忌の団体参拝の希望日の選定が行われた。蓮如上人500回遠忌からもう10年。ずいぶん先のことだと思っていたが、もうこんな時期である。
今回の法要は一部音楽法要を採り入れるらしい。門徒さんの意識も変わり、いろんな人々に受け入れやすい形態を、ということだと思うのだけれども、果たしてそうなのだろうか。音楽法要と言えばどうしてもキリスト教を意識してしまう。形としてはあってもいいと思うけど、それはサブであり主体は荘厳な声明だと思う。意味は分からないがお経の響きが心地よいと感ずる人も多くいる。私たちはそういうDNAを引き継いできている。それを後世に伝えていく必要があると思う。本山ではそういう伝統をしっかりと護っていってほしい。
NY本願寺の中垣師と話したときに、NYでは新しいスタイルの音楽法要よりも従前の声明のほうが受け入れられる。法話についてはその機に即し、時代、背景を意識して分かりやすく伝えていくことが大切であるというようなことを話された。髪形も今は坊主頭の方が先端だしね、とも。
危機感はある。でも、浮き足立って時代に迎合しては足をすくわれてしまう。私たちは足下をみつめてしっかりと方針を固めていかないといけない時期にさしかかっている。
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