昨今の尼崎市のUSB問題をめぐって、情報セキュリティの問題が議論されております。
自分のスタンスとしてはオープンソースの立場に立っているので、秘匿する情報がない(隠そうとすればするほど藪蛇になる)ほど安全です。もう、40年近く前に零知識証明とかナップザック問題を扱っていた経験からすると隠そうとすればするほどばれます。今回の事件はそれを何件もの会社に下請けに回していたのですから、リスクはべき乗に増えます。
その考え方から、当山(光圓寺)ではいろいろな情報をオープンにしてきましたが、それなりに迷惑メールとかDDoSに似たものもあります。ずいぶん前からメールアドレスはテキストで書かない、画像ファイルでのみ表示するなどしておりましたが、今回ドメイン更新時期にもあたり秘匿することとしました。
そもそも、AWS(アマゾン)、Azure(マイクロソフト)、Google Workspace(Google)などにクラウドを牛耳られている日本は如何なものかと思っておりましたが、トータルでの環境は規制があるのか国内で満足する環境を満たすことができません。あまりにもデータセンターが少なすぎます。
寺などのごく少数の個人情報を保有するところはオンプレミスな環境にとどまることが良いと考えます。強いて言えば、もう少し国内クラウドのネットワーク環境を整備してくれたらと思います。円安に振れている今こそ、国内のデータセンターを整備するべきだと考えます。
少なくとも浄土真宗本願寺派は紙ベースなので職員が漏洩しない限り基本安全です。
築地本願寺はセールスフォースなども採用されているみたいなので、悲しいかな本願寺よりは三十歩先くらいを歩んでいます。
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