11/1の夜は、平和記念聖堂で「平和の祈り」という集いがあった。これにも、私は首を突っ込んでおり、ことの成り行き具合に気をもむこともしばしばあった。
一ヶ月半前、あるメンバーから、広島には多くの門徒さんがおられることなので、是非このイベントに参加して欲しいと言われ、何とかしてみようということになったのである。が、そもそも教会でお経を読むことなど、想像しづらかったので、若い僧侶に聞いてみたところ、その人たちが参加している仏教讃歌「コールスガンディー」なら、ということであった。確かに音楽性も高いし、私みたいなのが読経をするよりははるかにキリスト教関係者にも受け入れやすいだろうと思った。
だが、やはり教会で歌うことに抵抗を感ずる人がいたようで、一旦はやめになった。そこから、二転三転しながら結局は当日に繋がるわけである。ひとつびっくりしたのは、「キリスト者の集い」と明記されているチラシに違和感を覚えたコールスガンディーのメンバーが、「超宗派でやるものと心得ていたのだが、これではメンバーの同意を得ることは難しい」と主張したとき、あっさりと、言葉は慎重に扱わないといけないということは理解できます、と言われてこの文言を変えてしまわれたことである。われわれの立場で指摘されたとしたら、そんなに転換できただろうか?恐らく無理であろう。
当日、友人を連れて布抱、輪袈裟姿で、教会に入った私はもちろん浮いていたが、帰り際に「初めて聴きました。あるんですね。あんなに少ない人数なのに胸に入ってきました。ありがとうございます」とカトリック信者思しき方に声をかけられた。うーん、よかった。
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