春季永代経法要

20120530永代経法要

 5月30日、31日と光圓寺では春の永代経法要を勤めさせて頂きました。ご講師は坊守の叔父でもある香川孝志師(北九州・鎮西敬愛学園元校長)でした。両日とも暑くも寒くもないちょうどよい気候でたくさんのお参りがありましたこと、厚く御礼申しあげます。

 永代経と言っても、永代経というお経があるわけではなく、そこには一字隠されている。永代読経と記せば分かるとおり、永代に続いて真実の教えであるお経が読み続けられることを願い勤まる法要です。中国漢の時代の礼記(らいき)という儒教の書物に「身は父母の遺体なり」とあります。我が身は父母が遺してくれた身体である。どうして敬わずにいられようという心が伝わります。10代さかのぼって親を数えると2046人、30代では2,147,483,646人になります。(2^(n+1)-2)中国の道安(314-385)は位牌は儒教や道教が作ったものであり、仏教で生きた者が位牌を使うのはおかしいとし、仏教で生きた証の名前として釋氏を名乗った。これが法名の創始です。

 智慧光のちからより 本師源空あらわれて
 浄土真宗をひらきつつ  選択本願のべたまう

 親鸞聖人は自ら浄土真宗を開くと宣言されたわけではない。和讃の通り、阿弥陀如来の智慧の力によって法然上人がこの世に誕生され、浄土真宗を開いたといわれます。親鸞聖人は師と同じようにいただいて師の真髄の教えを広めていく立場(師資相承の立場)をとられています。

 姉と妹はどちらが先に生まれたでしょう。姉と答えますか?しかし、妹が生まれたというご縁があって初めて姉が生まれるのです。すなわち同時です。この世は縁起の世界です。私たちはお浄土へ参らせてもらい仏となって戻ってくることができる。往相還相回向を信じるところに安心を頂く。それは仏さまの安心であるからです。

KOUENJI,Hiroshima,Japan